またたびに出たいニャー
by 備前屋ねこ



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★ご注意★

各記事の中で書かれている内容はそれぞれの旅に行った当時のものであり、今現在の状態は記事の内容とは異なる事があります
参考までに物や移動や宿の料金を書いておいた記事もありますが、物価は変動する上、ツーリストプライスがあったり定価というものがない所ではあくまで参考に過ぎません

珍スポット 風天洞の大巌窟七福神めぐり

愛知県

「仏像のカオス寺 風天洞へサイクリング」編


  
初めて折りたたみ自転車を買いました
乗り物で自転車を運んでそこから自転車でどこか行ってみたくて愛知県の足助町に行ってみる事に
愛知万博のあった場所、リニモの八草駅

ここから自転車で猿投グリーンロードを通って足助の方まで行ってみようと思います
八草駅からすぐそばに猿投グリーンロードの入口の料金所が

車両は有料だけど自転車・歩行者は無料なのでそのまま素通りできる
緑いっぱいの(というかほとんど緑しか見えない)グリーンロード

坂道が多くて結構疲れる

途中の料金所ごとに歩行者用道路は下に降りたりしないといけないので面倒
猿投グリーンロードを終点で降りてそのままずっと進んで行くと橋の向こうに愛知の有名な紅葉スポット香嵐渓が見えてくる
香嵐渓の橋
香嵐渓の近くの「足助のかじやさん」というライブカフェでみじピザを食べる
鹿肉のピザ

ミンチのようになった鹿肉と細く切った生姜と白味噌のようなものが乗ったピザ

もみじピザ 950円

すぐ隣のお店では香嵐渓名物のもみじの衣揚げを売ってます
香嵐渓からさらに行ってカオスなお寺「風天洞」まで行ってみることに

飯田街道から「風天洞」まではゆるやかな登り坂が多くて休みながら自転車でキコキコと進む

やっとたどり着いた風天洞
入り口に風天洞と書かれた石と仏像が並ぶ
入り口から風天洞に続く小道
また登り坂・・・
小道にもお地蔵さんや仏像がずらっと並ぶ
ここからは徒歩
小道を登った所にたぬきの置物と仏像と狛犬

なぜたぬきの置物???
十二支の顔の仏像が道脇に並ぶ
この脇を通ると突然妙な音楽と話し声が流れ始め、十二支の仏像の下にある仏像の祠に明かりが点灯するのでちょっとビックリする
十二支の顔をした観音像

辰と蛇の干支観音のようだ

ちょっと異様な感じがする
足元にいる子供の像はなぜかキリスト教の天使のような西洋的な感じ
「開運
十二支守り観音

この観音様は頭部が十二支で出来ている日本で唯一、風天洞でしか見ることの出来ない特別製です
中国5000年の歴史のうちの開運厄除け観音様です」


・・・と、書かれています
看板には十二支の絵が描かれていますが・・・どう見ても真ん中にいるのは羊のはずがヤギにしか見えません!!
まだまだ仏像がたくさん並ぶ道は続く

もう6月だけど鯉のぼりがのぼってます
ヒンドゥー教のビシュヌ神

奥にいる黄金色の女神像は陰部がまる見え・・・
いよいよ風天洞の目玉の洞窟に

日蓮宗のお寺のはずだけど洞窟入り口にはなぜか鳥居が

洞窟前で1100円を支払って中に入る
一人で入るのは今回初めて
人気もまったくないし、さすがに一人はちょっと怖い
ドキドキドキ・・・

受付をやっているお寺の方の話では今日来た男性は入り口の所で怖くなって「やっぱりやめます」と戻っていったらしい
洞窟の中は常に18度の気温で入るとひんやり

岩を伝って所々水が滴っている

入ってすぐの階段の所でなんとなく写真を撮ってみたら、視界はクリアなはずなのに画像では階段の先の方がなぜかグレーっぽいモヤが・・・

こんな事初めてなのでちょっとビックリ・・・
洞窟内の湿度のせい?それともまさか・・・心霊写真?!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
階段を下りた所にある仏像を写真に撮ったらまた・・・
左上部に白いモヤが・・・
実際の視界には全く見えなかったのに・・・

モヤの件は少し気になったけれど、なぜか怖さを感じなかったのでそのまま進む
というか、洞窟内がヒンヤリして気持ちがよくなってきた
この縄と白いものは神道の御幣という物だと思うけど、ここは神道ではなくお寺だったはず・・・
洞窟内の色んな所に大小さまざまな仏像が置かれている

首だけの仏様はちょっと怖い・・・(汗
ちょっとした岩の隙間にもたくさんのお地蔵様が
洞窟内で一か所だけ大きな器の中に水が湧き出ている場所がある

ここで、入洞する時に渡されたザルに手持ちのお金を入れて、ここでお金を洗うと後々になってそのお金が万倍になって返ってくるのだとか

「一粒万倍 銭洗い」 との立札が立っている
恵比寿天
なぜお地蔵様に赤いスプレーがかかっているのか・・・謎です
老寿神(カルパコティ尊)
長命、ポックリ往生の神だそうです
首だけの仏様も怖いけど首のない仏様も怖い
洞窟から外へ出ると、たくさんの仏像がお出迎えしてくれます
洞窟を出た所に出ている立札

「入洞厳禁 ここは出口です
こちらから入洞されますと洞窟の電気が消える場合があります
たいへん危険ですので絶対に入らないで下さい」

う~ん・・・
水子観音の立札

「水子観音
水子地蔵奉納供養第一の事

水子の供養はもうお済ですか
水子の○(←解読不能)が毎年増えております
怖い事ですね
ほら!貴女の足元に
ほら!貴女のスソを引張っているではありませんか!!
貴女はだいじょうぶでしょうね?」

文面がなんだかスゴイです
金と銀のお狐様

お狐様というと神道のように感じるんだけど・・・
道なりに進んで行くと大楽乗仏殿という建物が出てきます

これに入ります
建物に入ると早速おびただしい数の黒い人形が並んでます

その上には太古からの歴代天皇の肖像画と曼荼羅が

しかし、太古の天皇の顔がどうやってわかるんだろう
(^^;)
イノシシの剥製と大黒様

大黒様の置かれているのはキッチン台の上では・・・?!
日本人形もたくさん並んで・・・
怖いです・・・
鼻から何か出ています
お雛様
民芸品も
なぜか千代の富士の肖像画と、誰だかわからない肖像画が・・・
大楽乗仏殿を出て歩いて行くと岩の隙間に小さなカエルとヘビの置物と立札が

立札を見ると
「内緒

ここはツトヘビさまの住み家です
それはそれはお好きな蛙をおとりに置いておきますので皆さんどうかツトヘビ様がお姿を現されますよう蛙を御供奉納下さい

ツトヘビ友の会」
と書かれています(笑)
次はぽっくり堂
ぽっくり堂の中

後ろの2体の女神像がパンティーをはいているのが目を引きます
ぽっくり堂にも立札が

「ぽっくり堂

当山名物
無病パンツ 嫁いらず
ぽっくりパンツ 医者いらず
延命パンツ 老知らず
当山秘伝の修法にて祈祷済
初穂料千円也」

ありがたいぽっくりパンツはものすごく股上の深い、いわゆるおばちゃんパンツで本堂で1000円で売られている
ぽっくり堂を出ると次は楊柳観音

大きな岩の下に木製の寝台と枕があり、そこに寝転がって上を見ると・・・
岩の天井に描かれた仏様を拝めるという仕組みです
木製寝台の横にはお札をいっぱい貼られた観音様の像が
体の悪い部分に貼るとご利益があるとか
おみくじ

あれ?
神社じゃなくってお寺にもおみくじってあるもの?

しかもおみくじの棒が太くてでかいです
ステンレスの洗濯竿のよう
不老長寿嫁いらずの足湯です
ご自由にどうぞ

と、ありますがお湯が入ってません
昭和供養塔

昭和64年間の一切之出来事に供養合掌致しましょう

と書かれています
ハート模様の入った石灯篭
自動車観音様

立札には
「日本一 自動車観音様です

交通安全の自動車の祈祷は秘伝の修法で最高です
交通安全守り及び安全ステッカー授与」
とあります
なぜか東郷平八郎の像

日露戦争の時の軍人
大日本帝国 戦艦 陸奥の遺材
乃木希典の像

日清戦争・日露戦争の時の軍人
ここはお寺です
お寺から一般道に続く小道

たくさんの仏像と洞窟を堪能して帰路につく
帰り道、お寺の道や洞窟の中で聞こえていた妙な音楽のフレーズが耳についてしまっていて気が付くと頭の中でリピートしている自分がいた
香嵐渓の近くまで昔は電車が来ていたのが廃線になって今はありません

廃線になった線路上には今では黄色い花が咲き乱れていた
またもや猿投グリーンロードを通って八草駅に向かう

グリーンロードの長く続く坂道にぐったりしながら戻ります

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